6月の月一採集です。
むしの日の次の日に行きました。
…まるで記憶が無いので、本編入りますね!
(こういうのも中々珍しいですね)
2016.06.05

前回は正直時間が少なすぎたので今回は確か…14時頃に家を出た気がします。
まずは前回と同じ立ち枯れチェック…しかし何もいなかった。
今回は、付近でコムラサキを採集出来ました。
なんか変な所で採れるんだよなこれ(県準絶)…
前回と全く同じ流れを辿っていく。
クヌギの木に来てみると、異変が。
「強烈な樹液の匂いがする」
よく見ると、

(これじゃ分からないか…)
たくさん樹液が出てます。前回は気が付きませんでした。
というか、今年から出始めたんじゃないのかこれ!?
写真には何にも写ってませんが、たくさんのスズメバチと、サトキマダラヒカゲ、それと…
ヒオドシチョウ(県絶Ⅱ)もいます。
確信はできないですが、ゴマダラチョウ(未採集)っぽいのもいました…
樹皮下にはコクワの姿も。
「なんだこれ…すごいな。」
御神木に匹敵するレベルで虫を集めている…
御神木に通えなくなった今では、樹液そのものが懐かしいです。
河川敷でこんなにまともな樹液ポイント見つけたの初めてかも?
ちなみにヒオドシチョウにもゴマダラチョウ疑惑にも逃げられました(泣)
とても網を近づけづらい場所で吸蜜してたもので(言い訳)
しばらく眺めていると、1匹のスズメバチに目が止まる。
なんか、他のスズメバチと違和感が。
ていうか、体の模様が見えない____
ん!?
見えないんじゃない!!
模様がないんだ!!
あれがチャイロスズメバチか!!!
網を近づけて刺激し、飛び立ったところをネットイン!!
あれ…入ってない………
マジかよ!!(泣)
ことごとく逃げられて萎えたので、樹液を諦めてスウィーピングに徹することに。

左: クロハナムグリ
Glycyphana fulvistemma Motschulsky, 1860
右: ナナフシ(ナナフシモドキ)幼虫
Phraortes elongatus (Thunberg, 1815)
初採集のクロハナムグリと、ナナフシ幼虫。
ナナフシの幼虫はこの日多数見かけました。
夏場はむしろ見かけないのに…
低い木の葉の上だったり、スウィーピングでしょっちゅう入ってきたり、足元のカナムグラを食べていたり…
本当に食べる植物の幅広いですね…
あとは、

ダンダラチビタマムシ
Trachys variolaris E. Saunders, 1873
いつもの。
やっぱりあまり成果が出ませんでした。
スウィーピングをやるには少し時間が早いのか…?
樹液を確認し、何もいない事を確認した上で撤収。
途中、見慣れない木が目につきました。
(後に、『ゴマギ』と判明する)
そのゴマギに、強烈な光沢を放つ甲虫が止まっている…
頭を何かがよぎる。いやそんな訳ないだろ。
河川敷で____

コガネムシ
Mimela splendens (Gyllenhal, 1817)
真コガネムシなんて採れるのか!!!
ちなみに2個体入ってました。
純正コガネムシ、平地でも採れるやつだったのか…てっきり山の虫かと。
これも昔からの憧れの虫の一つだったので本当に嬉しかった。
まさか、河川敷で初採集することになろうとは…
少し歩いたにもかかわらず、また樹液の匂いが漂ってきたのでそちらを見てみると、

「これヒラタとか来そう……」
初期の初期から河川敷採集で探したり探さなかったりしてきた、ヒラタクワガタ(笑)
あのデカイ樹洞の中に何かがいる…
そんな、気がしました(笑)
昼間はスズメバチが多すぎて危険なので夜…いや夜は夜で“奴ら”がいるに違いない…
今日の採集の最後にまた見に来ることにしました。
次のポイントに向かう準備を整えて自転車にまたがろうとした時、
足元を1匹のハチが通り抜けました。
「来た!!」
枠に付けてない状態の網を持って追いかける。
そのハチは道路の方へ向かっていき、一瞬絶望しかけたのですが、
超ナイスタイミングで車が通過したお陰で旋回してこちらへ向かって来た。
____ここだ!チャンスは一回だけ!!!
すぐ足元に来た所で、思い切り網を振り抜く。

チャイロスズメバチ
Vespa dybowskii Andre, 1884
やっぱりお前だったか…
(県絶Ⅱ)中々少ないスズメバチだと思うけど、
河川敷ならどうせいるだろ、とも思ってた(笑)
これはラッキーでした!!
移動。
スウィーピングやらなんやら結構やりながら、辿り着いたのは


去年の夏も来た場所。
ハンノキ、クヌギ、ケヤキがあり、
高所スウィーピングにはもってこいの丘的な何かがある場所(笑)
ここならきっとナガタマムシも採れるはず…
まあ、少しは予想してたけど…

「シジミ」ばっかりです。
本来なら高所でトゥルルって頑張ってるはずなんですが、
丘的な何かのお陰で、自分の身長より低い位置で卍飛翔するシジミばかり。
(私の頭の中では、常にトゥルルルルルルルルルルル…という効果音が鳴っていた)
高速で飛び回るシジミも、網を適当に振り回してるだけで勝手に入ってトゥル…入ってくるレベルです(笑)
個体数が尋常じゃない(笑)
さすが河川敷というか…
よく観察してると、緑のシジミに刺激されてクヌギの木から追い出されるオレンジのシジミが…
ほかにも白っぽいシジミが。


ミドリシジミ
Neozephyrus japonicus (Murray, 1875)
ウラナミアカシジミ
Japonica saepestriata (Hewitson, [1865])
ミズイロオナガシジミ
Antigius attilia attilia (Bremer, 1861)
4匹採集しました。
えーっと、
成虫では初採集のウラナミアカシジミと河川敷では初のミズイロオナガシジミ、いつものミドリシジミの3種類採集出来ました。
蝶の採集が久々だったせいか、確認を怠ってしまいミドリシジミは不完品なのに普通に〆てしまいました…
展翅もすごい失敗したし、〆る段階でどうしても手が震えてしまって鱗粉がごっそり持っていかれる。
小さい蝶の扱い本当に苦手なんだな…
(少し練習が必要そうです)
後は、オオミドリらしき白いシジミも目撃しましたが、
アカシジミがいなかった……何でだ。
それにしても、ミドリシジミ(県準絶)が腐るほどいて、
たまに出てくるオレンジのシジミは全部ウラナミアカシジミ(県絶Ⅱ)な辺り、
さすが河川敷。

シジミのせいで大分テンションがおかしくなってる気がする。
(-10℃なのはこの記事だろって…)
スウィーピングではアオアトキリゴミムシと、ゾウムシが採れたくらいで、タマムシは全くダメ。
何故かチビタマムシもすごく少ない気がする。
何でだろう…?今年は少ないのか??

アオアトキリゴミムシ
Calleida onoha Bates, 1873
ちなみに今更ですが前回壊れた枠に代わり、今回はメルカリで購入した枠を使っています。
しかし、
「ネジの部分のサイズがあってねぇ……」
というまさかの結果に。
使えないことはないんですが、
ものすごく不安定な上にスウィーピングをある程度続けると勝手に外れてしまいます(泣)
タモ枠のネジのサイズって統一されてるわけじゃないのかよ…
手詰まりになりそうなので最後の賭けに出ることに。
去年素晴らしい成果を上げた「ナガタマポイント」へ向かいます。
途中、時間がいい感じなので黄昏ヤンマを探そうとしましたが、ギンヤンマ1匹目撃したのみ(汗)
時期が早いか。
池もほぼ干上がっていて、生き物の気配が無い…
(ウシガエルはいた)
一体どこで繁殖してるんだろ…?
去年はネアカヨシヤンマ疑惑とかも見てるし、絶対どこかに発生源があると思うんだけど…
河川敷の林ではキンヒバリの鳴き声で埋め尽くされていました。
「リッリッリッリーーー」って鳴くはずなのに
「「「「リイ”ィーーーーーーーーー」」」」
って感じで重なって聞こえてきます(笑)
今がピークなのかもしれません。
移動。
久々にナガタマムシポイントに来てみた。
実績のある木をスウィーピングしていきますが……
…なかなか採れない。
あれこれヤバイんじゃないか…??

流れを変えたのは、やはりこの木でした。
(去年はアサギナガが連続で2個体入った木)
掬ってみると、待ち望んだ虫がそこに____

これは!!?
間違いなく初採集のナガタマムシです!!!
その場では名前が出てきませんでした。

オオウグイスナガタマムシ
Agrilus asiaticus igai Y.Kurosawa, 1963
体の横の白い紋はこの種と判定するためにすごく分かりやすい特徴なんですが、
〆ると何故か消えてしまいました。
というわけで新たなタマムシはオオウグイスナガタマムシ!!
この新しいタマムシ!って感覚が本当にたまらないですね!!
やっぱり、一つのポイントでナガタマを何種類も追加できる辺り
さすが河川敷!!
____それにしても、ここでナガタマムシが何度も採集出来るのに他の場所では採れたり採れなかったりするのは何なんだろうか。
他の場所でのスウィーピング不足とかじゃないと思うんだよな…
どう考えてもここ一帯だけナガタマムシが濃い。
ここらに生えている木にはナガタマムシが集まる何かしらの“理由”があるのだろうか…
考えてみても、この時はまだ他の場所との違いがあまり良く分かりませんでした。
最後の足掻き。
周辺には葛が大量に生えているので塊を徹底的に叩いていく。
ここでクズノチビ(未採集)を落とせれば大満足。
あまり採集中は喋る方じゃないんですが、この時は無我夢中で、
「落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ落ち………あ。」
連呼しているうちに、自分が受験生であることを思い出して、
「なるほど、今年は意地でも落ちる気はない、ということか!!」
そんな感じで脳内補完してスウィーピング終了した気がします(笑)
暗くなってきてあまり時間もないので最後の場所へ。

夜の樹液を見に行きました。
御神木を軽く超える虫の量です!!
すごいなこれ!!
よく見たら樹液が出てるのは一箇所ではなくて、
上から下まで樹液が噴き出るポイントが点在していて、
大量の黒光りするGと数匹のコクワ、かなり久々に見るベニスズメも。
樹液のすぐ近くでヤブキリが待ち伏せ(樹液に来る昆虫を狙って捕食します)
写真だとものすごく分かりにくいんですが、中央やや右の辺りでヤブキリがベニスズメを捕食してるのが微妙に写ってます(汗)
本当に捕食してんだな…(初めて見た)
ベニスズメを採集しようとしたもののやっぱり失敗し、
(この樹液は昆虫の採集を頑なに拒否してる気がする…)
これで今回の採集は終了することになりました。
なんとかタマムシを一種追加したのもそうですが、
真コガネムシが本当に嬉しかったです…
来年までにナガタマムシが採れる環境と採れない環境の違いをはっきりさせたいところです。
来月はナガタマムシは無理かもだけど、、あの虫にリベンジを果たす時!!
今年はいける気がしていました…
(それ去年も言ってたな…)
今日を振り返ってみれば、
採れた虫は何故か県RDB指定種ばかり。
(別にRDB指定種を狙って採集してるつもりはないんですけど…)
これでヒオドシ(県絶Ⅱ)が採れてたらもっとヤバかった。
いや〜これは本当に____
さすが、河川敷。
【結果】※色付きは自己初採集
オオウグイスナガタマムシ
Agrilus asiaticus igai Y.Kurosawa, 1963
1ex.
アオアトキリゴミムシ
Calleida onoha Bates, 1873
1ex.
コガネムシ
Mimela splendens (Gyllenhal, 1817)
2exs.
クロハナムグリ
Glycyphana fulvistemma Motschulsky, 1860
1ex.
ケブカクチブトゾウムシ
Myllocerus fumosus (Faust, 1882)
2exs.
コムラサキ
Apatura metis substituta Butler, 1873
1ex.
ミドリシジミ
Neozephyrus japonicus (Murray, 1875)
2exs.
ウラナミアカシジミ
Japonica saepestriata (Hewitson, [1865])
1ex.
ミズイロオナガシジミ
Antigius attilia attilia (Bremer, 1861)
1ex.
チャイロスズメバチ
Vespa dybowskii Andre, 1884
1ex.

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