写真は2024年6月現在の私の本棚の一部です。
この段の半分近くを占めている白い冊子は「月刊むし」や「埼玉昆虫談話会」などの雑誌・同好会誌です。
こういった文献は後で参照することもあるため、読み終えても捨てずに保管するのですが……毎年少しずつ増えて本棚を圧迫していきます。
限界が来る前に対策を、と思い……「文献のPDF化」をやってみることにしました。
自炊の選択肢:裁断するか非破壊か
文献を電子データ化する作業のことを「自炊」といいます。
自炊は、著作権法でも認められている「私的利用」の範囲内で行える行為です。
自炊には書誌を裁断する手法と、裁断しない非破壊の手法があります。
両者の大きな差は作業時間です。
非破壊でスキャンを行う場合、1ページずつ自分でめくってスキャンを行います。
ページ数や自炊したい書誌が多い場合、この方法は非常に効率が悪いです。
ただし、スマートフォンアプリを使ってスキャンを行うこともできるため、スキャナを買わずに自炊することが可能です。
以前は私もスマートフォンアプリのAdobe Scan(無料)で文献のPDF化を行っていました。
今回はスキャンしたい文献の数がまあまあ多かったため、裁断して一気にやる方法を採用することにしました。
裁断する手法では、スキャナに裁断した書類をまとめて取り込ませることで全て自動でスキャンを行うことができます。
作業時間も少なくお手軽なやり方ですが、こちらの場合は専用のスキャナを買う必要があります。
裁断してスキャンする作戦でいきます
まずは必要なスキャナを買いました。
3万くらいのスキャナです
富士通のScanSnap iX1300というものを買ってみました。
あんまり保管に場所を取らないものがいいな、と思って小さめの機種を選びました。
畳んだら展翅板よりも短いくらいのサイズ感です
必須かな思った以下の3つの機能は備えています。
- A4サイズまで対応
- 一度に両面読み取りが可能
- A3用紙2つ折りもOK
スキャナが用意できたら、次はセットする文献を準備します。
月刊むしからやっていこう
先述の通り、このタイプのスキャナに書誌を読み込ませるためには、裁断する必要があります。
薄い学会誌や雑誌くらいならカッターナイフでぶった切ることもできます。
ただ、きれいにかつ手軽に裁断したい場合には裁断機の購入も必要です(例えば以下のような)。

カール事務器(CARL) 裁断機 ペーパーカッター A4対応 40枚裁断 DC-210N
ディスクカッター DC-210N の特長 回転刃による確かな切れ味(40枚対応) ハンドルロック機能で、しっかり紙を固定し正確に裁断 集光式紙押さえで光ってわかる裁断位置
まあ私は全部カッターの勇気一刀流でゴリ押しましたが……(笑)
無事に書誌を裁断できた
そうしたら、あとは……
スキャナにセットして
青いボタンを押すだけでした。
ガシャーガシャーガシャー
両面読み、片面読みとかは自動でやってくれます。
A5サイズ二面貼りのA4原稿でも、PDFの向きは自動で横にしてくれました。
賢いねぇ……
スキャン速度は毎分30枚(両面60ページ分)とのことで、64ページの「月刊むし」を入れると1分ほどでスキャンが終わりました。
ScanSnapのアプリでスキャン結果を確認できます。
きれいにスキャンできているかなと思います。
このあともどんどん切って、
どんどんPDFにしていきました
おおむね問題なく終わりましたが、松本むしの会の「まつむし」だけは紙質の相性が悪く数枚重なって取り込まれてしまい、うまくいきませんでした。
なお、ScanSnapのアプリ「ScanSnap Home」では保存されたPDFの中身も検索できるようでした。
これが非常に便利で、複数のPDFからまとめてキーワード検索ができます。
PDFファイルそのもののOCRは最初からかかってはいなくて、後からかけることができました。
「メリケントビハムシ」の記事どこだっけ、みたいなのが書誌をまたいでできますね。
「クワゾウムシ」で検索をかけると、関係する短報が含まれる書誌が全部出てきた!
自分の持っている文献中に探している情報があるか、というのが一気に調べやすくなりますね。
これはかなり活用できそうです。
別に、OCRかけたPDFをパソコン上で検索するのと一緒じゃないかと言われると……一緒か?
パソコンだと全文検索はできないですよね?
ただあくまで検索できるのはScanSnapでスキャンしたデータだけ? のようで、外からここに別でスキャン済みのPDFデータを足したりはできないみたいです。
※できそうな気もする。調査中。
まとめ:自炊で収納スペースを確保
文献の自炊によって本棚の空きスペースが大きく増えました。
これで、今まであふれ出ていた図鑑とかをちゃんと収納できそうです。
空きができた本棚
※甲虫学会の学会誌は5年経過ごとにPDFが公開されるため、自炊はしませんでした。
家に文献がたまっている方は、今回紹介したような自炊を行えば本棚のスペース確保に役立てられるかと思います。
ScanSnapのアプリを使えばキーワード検索ができて、管理や利用の上でも役立つこと間違いなしです!
という……日記? 商品紹介? でした。
紹介したスキャナはこちら↓

富士通 PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1300 (最新/高速毎分30枚/両面読取/Uターンスキャン・リターン スキャン対応/Wi-Fi対応/USB接続/コンパクト/書類/レシート/名刺/写真) (White)
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