2019.05.26
この日は今年新たに発見した採集ポイントを行けるところまで行ってみようの回をやる事にしました。
新ポイントへ向かう道中の林縁でも少し採集できる場所があります。


ウバタマムシ
Chalcophora japonica japonica (Gory, 1840)
ちょっとしたアカマツ林の下草で思いがけずウバタマムシを発見!!
ウバタマムシはこんな風によく分からない場所で人に見つかる事も多いタマムシのように思います。
そのため昔から周りの人が次々とウバタマ拾ってるのに、自分の前にだけ現れてくれず……もどかしい思いをさせられてきました(汗)
このあいだの採集↓でその辺りを完全に克服できたのか、ようやくこういう出会い方ができるようになったみたいです(笑)
2019.05.22この日は午後の空き時間を利用して近場で採集。クズノチビタマムシとソーンダーズチビタマムシの混生地でビーディングでもやろうかと。ヒゲブトハナムグリAmphicoma pectinata (Lewis, 1895)目的の林縁に向かう途中、道端のしょうもない草地でヒゲブトハナムグリを見つけました。去年はB谷方面、田んぼ脇の草地で数頭を確認したのみで、そんなにどこにでもいる虫ではないのかなと思っていましたが……今年はこの後もいろい…
ちなみに今日は他の場所でも飛翔個体を見かけていますが、普通にミスって逃げられてしまった(やっぱダメ)


カラカネハナカミキリ
Gaurotes doris Bates, 1884
近くではミズキの花も咲いていて、すくってみたところカラカネハナカミキリが採れました。
基本的には写真のような赤系の個体が多いですが、緑色の個体もたまに採れます。青いのもいるみたいだけどまだ採ったことはない……
それとこのカミキリの展足はなんかうまくいかなくて苦手です。(分かってくれる方いませんか?)
脚や触角の長さとか……全体的にバランス悪くないか??

サワフタギがいくつか生えている場所もあります。
ちょうどこの時は花が咲いていて、カミキリムシが集まってきていました。

マツシタトラカミキリ
Anaglyptus matsushitai Hayashi, 1955
一番多かったのはマツシタトラカミキリ。そんなにたくさんいる虫ってイメージじゃなかったのでちょっと驚きました。(実際はこの仲間(トガリバアカネトラカミキリ族)の中で最普通種らしい……)

セスジヒメハナカミキリに混じってこんなものも採れました。
ナガバヒメハナカミキリ……でいいのか? 自信持って同定できません。
同定ポイントとか分かる方教えてくださいm(_ _)m

コジマヒゲナガコバネカミキリ
Glaphyra kojimai (Matsushita, 1939)
コジマヒゲナガコバネカミキリも採れました。サワフタギの花にも来るのか……
この個体は♂。触角がより長く上翅の黄色部も♀より大きいです。
ヒゲナガコバネカミキリの類も展足が綺麗にできなくて悔しい思いをすることが多いです。
整えても乾燥するのグニャグニャになってしまう(汗)

で、目的のポイントへ向かったのですが……
ほぼ何も採れませんでした。
あまり良さげな環境がなくて、先に進むのも無駄に思え途中で引き返しました。
標高を下げるとミズキの花が咲いており、こちらでもマツシタトラカミキリが採れました。
ここではそれに加えて、

トゲヒラタハナムグリ
Dasyvalgus tuberculatus (Lewis, 1887)
初採集のトゲヒラタハナムグリが採れました。
派手な模様と腹部末端部のトゲが特徴的。(これは褐色型で、黒いのもいるらしい)
この後も道をひたすら登り続けて行けるところまで行ってみようとしたのですが……登り進めるにつれてミズキの花は咲いてない状態のものが多く、その他の樹種を見てもあまり良さそうな環境はなく、しまいには雨がパラついてきたので引き返すことにしました。これで実質終了です。

採集したものといえばクワサビカミキリ(写真奥)くらい。ヒメナガサビカミキリ(写真手前)とは白帯のハッキリ具合とかその辺で見分けられます。これは初でした。

シロテンナガタマムシ
Agrilus sospes Lewis, 1893
帰りによく訪れている林縁を見ていきました。
ケヤキやエゾエノキ等の枯れ枝が集められている場所がいくつかあり、各種のナガタマムシが見られます。
こういう写真だと虫の小ささが伝わりやすくてこれはこれでいいかな……と思ったり。
2019.06.01
前回はミズキの咲き具合が微妙だったので、改めて同じ場所に花をすくいに行きました。
なぜかミズキの花の写真を全く撮っていない……

アオアシナガハナムグリ
Gnorimus subopacus Motschulsky, 1860
山地でみられるというやや大きめのハナムグリ。これは初採集です。
この日はクマイチゴの花が咲いていて、その花に来ている個体を1頭得た記憶があります。後にミズキの花すくいでも追加しました。
アオハナムグリとかもそうですが、この手のハナムグリの上翅にある独特の艶消し感は〆ると失われてテカテカになってしまうことが多いです。これ防ぐ方法はないのだろうか……
逆もまた然りで、ツヤツヤのハナムグリがくすんだ感じになってしまったり……

ミヤマオオハナムグリ
Protaetia lugubris insperata (Lewis, 1879)
ミズキの花すくいではシロテンハナムグリが入ってくることも多いですが、この個体はやけに滑らかで違和感を感じて持ち帰りました。調べてみるとやっぱり別の種で、初採集のミヤマオオハナムグリでした。
こちらも山地帯で見られるハナムグリなのだとか。
さらにはこんな虫も。

Megapenthes opacus Candèze, 1873
↓訂正
クロサワツヤケシコメツキ
Megapenthes kurosawai W. Suzuki, 1986
でした。本種は前胸背が一部黒くなるらしい(この個体は後角付近が黒い)。
一方でムネアカツヤケシコメツキは前胸背全体が赤いのだとか……
クロサワツヤケシコメツキの方も樹洞性のやや少ない虫のようです。いずれにせよラッキー。
花すくいで得られたのはこのくらいでした。
カミキリでは特に目新しいものはありませんでしたが、それ以外の甲虫で初めて見るものがいくつか採れたのは良かったです。やっぱり新しいポイントだと採れる虫も変わってくるものですね。
さて……
多分これまでちゃんと話していませんでしたが、今年から通うようになったこのポイントにはヤマハンノキが何本か生えている場所があります。
ただ生えているだけなら他にもいくつか知っている場所はあるのですが……このポイントのヤマハンノキは衰弱具合、風通し・日当たりの良さ、網が届く高さなどあらゆる条件が最高な場所で、ここならもしかしたら……そんな希望を感じさせてくれます。
エサキキンヘリタマムシはともかく、既に別ポイントで採れているスジバナガタマムシ、ルイスナカボソタマムシのどちらかは採れるはずだと信じていました。
6月になったこの採集あたりから、訪れるたびに本腰を入れてヤマハンノキのスウィーピングを行っていくことにしました。ここから長い戦いが始まった……
この頃は採集記に対するやる気が低下していて環境写真を全然撮ってなかったのでヤマハンノキの写真はありませんでした(無能)

ミヤマツヤセイボウ
Philoctetes monticola (Tsuneki, 1975)
この日のヤマハンノキスウィーピングではタマムシは採れませんでしたが、初めて見る種類のセイボウが採れました。
わりと真剣に同定したので多分ミヤマツヤセイボウで合ってると思います。地域によっては少ない虫のようです。
今回は2頭採れたし、他地域でもヤマハンノキのスウィーピングで同種と思われるセイボウを採った方がいたので、この虫はヤマハンノキにつく何かしらの虫を寄主にしているのかもしれません。
【結果】 ※色付きは自己初採集
2019.05.26
ウバタマムシ
Chalcophora japonica japonica (Gory, 1840)
1ex.
シロテンナガタマムシ
Agrilus sospes Lewis, 1893
1ex.
ベニナガタマムシ
Agrilus viduus Kerremans, 1914
1ex.
ムネアカナガタマムシ
Agrilus imitans Lewis, 1893
1ex.
ウグイスナガタマムシ
Agrilus tempestivus Lewis, 1893
1ex.
ヒメアサギナガタマムシ
Agrilus hattorii Nakane, 1983
1ex.
ハネビロアトキリゴミムシ
Lebia (Nipponolebia) duplex Bates, 1883
1ex.
マツシタトラカミキリ
Anaglyptus matsushitai Hayashi, 1955
5exs.
コジマヒゲナガコバネカミキリ
Glaphyra kojimai (Matsushita, 1939)
1ex.
ジュウジクロカミキリ
Clytosemia pulchra Bates, 1884
1ex.
ヒメナガサビカミキリ
Pterolophia leiopodina (Bates, 1873)
1ex.
クワサビカミキリ
Mesosella simiola Bates, 1884
1ex.
未同定ヒメハナカミキリ
1ex.
カラカネハナカミキリ
Gaurotes doris Bates, 1884
1ex.
トゲヒラタハナムグリ
Dasyvalgus tuberculatus (Lewis, 1887)
2exs.
ナミテントウ
Harmonia axyridis (Pallas, 1773)
1ex.
アカスジオオカスミカメ
Gigantomiris jupiter Miyamoto et Yasunaga, 1988
1ex.
2019.06.01
クロナガタマムシ
Agrilus cyaneoniger E. Saunders, 1873
1ex.
ムネアカナガタマムシ
Agrilus imitans Lewis, 1893
1ex.
アサギナガタマムシ
Agrilus moerens E. Saunders, 1873
1ex.
シラケナガタマムシ
Agrilus pilosovittatus E. Saunders, 1873
1ex.
クワナガタマムシ
Agrilus komareki Obenberger, 1925
1ex.
ヒメナガサビカミキリ
Pterolophia leiopodina (Bates, 1873)
1ex.
コブスジサビカミキリ
Atimura japonica Bates, 1873
1ex.
ミヤマオオハナムグリ
Protaetia lugubris insperata (Lewis, 1879)
1ex.
アオアシナガハナムグリ
Gnorimus subopacus Motschulsky, 1860
2exs.
クロハナムグリ
Glycyphana fulvistemma Motschulsky, 1860
1ex.
クロサワツヤケシコメツキ
Megapenthes kurosawai W. Suzuki, 1986
1ex.
オオナガクチキ
Melandrya dubia (Schaller, 1783)
1ex.
ジンガサハムシ
Aspidimorpha indica Boheman, 1854
1ex.
ヒョウタンナガカメムシ
Caridops albomarginatus (Scott,1874)
1ex.
ミヤマツヤセイボウ
Philoctetes monticola (Tsuneki, 1975)
2exs.
コトラガ
Mimeusemia persimilis Butler, 1875
1ex.


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