今回向かった場所は…
この間、ムネアカセンチを狙って夜間採集し、奇妙な体験をした公園です。
今回ここに来たのは、前回少し述べた通り、ここに少し気になる場所があったんですよね。

この公園の幾つかのところに苔が見られました。
何故かセアカオサムシの雰囲気を感じてしまったんですねー(笑)
居るわけないと思うんですが……
でも気になって仕方が無くて、今日ここに来てしまった訳です。
セアカオサムシがやたらと夢に出るんです(^_^;)
ある時はスーパーで肉のパックの下から(笑)
ある時は杉の樹皮下から(笑)
ある時は…この公園の池の近くの苔から(笑)
そして昨日は、タトウの上に並んでました(笑)
これガチで重症だろ………
で、実際来てみると…やはり。
苔はあるんですが、なんていうか、掘れない(汗)
締まった地盤の上にこびりついた感じで、これでは虫が越冬するには無理がある…(^_^;)
あ、やっぱりダメだわ今日。
でも、来たことを後悔したりはしないよ、きっと……
池の周りにも苔はあり、これもまた掘れない…
適当に探索してると辿り着いた、雑木林に少し入ってみることに。
改めて見ると中々良さげなクヌギが多いです。
ヒラタとか本当に来るんじゃないかな!?
↑バカなのかな!?
そして……

ケヤキか……
捲ってみよっと。
おお!!

チビタマ!!越冬してるじゃん!!
え、マジ!?

チビタマめっちゃいっぱいいるーー!!!!
うおぉーー感動!
河川敷のムクノキでは集団越冬は見れなかったですからね。
おそらく全部ヤノナミガタだと思いますが…
そして、思い出す。
そういや、マルガタチビタマムシもケヤキの樹皮下で越冬するんだっけ!?
ここからマルガタチビタマムシ探しがスタートします。
マルガタチビタマムシは、ヤノナミガタより小ぶりで少し模様が違うとだけ記憶していた…
とりあえず、樹皮を捲っていく。
あれ?なんだ!?
なんか動きの早い虫が…
え!!!!
これって、まさかハンミョウモドキなのか!?

メダカチビカワゴミムシ
Asaphidion semilucidum (Motschulsky, 1861)
ハンミョウモドキモドキであった……(^_^;)
でも、この体型。
夏に採集したミヤマメダカゴミムシより、ハンミョウモドキに近い体型でなんだか可愛らしい(笑)
このゴミムシには今日何度も会うことができ、結果的に5匹採集。
何故か、樹皮下で菌にやられてる個体も多かった…
そういえばハンミョウモドキ似で樹皮下越冬なゴミムシがいたなーと思ってたんですよね。
樹皮下を動き回るこの虫を回収するには吸虫管があるといいかも…
今日持ってない(笑)
ある程度見たところで、木の裏に回る。
あ。

枝だ!!
しかもかなり状態いい!!
クヌギもあるじゃん!!
ラッキーーー!!!
早速ポキポキ。
前回の経験から学んだこと。
気にすべきポイントは、
・樹皮下の食痕
・樹皮下の侵入痕
・割ったときに通ってる食痕
・脱出痕
辺りだろうか…
材の硬さ等の雰囲気を掴みたいな。


結構いい感じでは…?
ふと見ると、結構な数の脱出痕が空いている枝がいくつもあります。
これは、期待できる!?

しばらくやると、何かが現れた…
この体型、もしや…?
取り出したい衝動にかられつつ、材をお持ち帰りです。
でもなんか違う虫な気がする(^_^;)

これが今日初のお持ち帰り材となった(笑)
さらに、材を折っていくと…

なんだこれ(^_^;)
どことなくタマムシに見えなくもないが…
後で調べてコメツキと判明。持って帰って来ちゃったし(泣)
訂正: アカハネムシの幼虫っぽいです。
さらに、

カミキリも登場。
亜科とか分かんないですけど、何でもいいか。
なんとなくゴマフカミキリ系統な気がした(笑)
→カタジロゴマフでした。
これ以上はやめて、材を持ち帰ります。

樹種すら分からないんですけど…
ていうか、落ち枝の樹種分かんなかったらアオマダラもコルリもキツイよな…覚えなきゃ。
……どうやって覚えんの?

さあ、何が出るかな??
タマムシ来いよ!!!!頼むぞマジで!!!
今回の材採集でまた少し分かったことがありました。
当たり前ですけど、幼虫が食い荒らした材って中は空洞だらけですよね。
ってことは割れやすいですよね。
逆に言うと、割ったときの感じでどれくらい幼虫がいるかを判断できるのか!
※こちら材採集初心者のブログです(笑)
ほどほどの柔らかさが必要なのかも!?
ちなみに、柔らか過ぎる&太いとほぼ間違いなくこいつに出会う…

手袋はめてれば触ることまでは行けますが、いきなり飛び出してきたりされるとやっぱり怖いです(汗)
とりあえず、ブナの落ち枝を判別できるようにしとかないと…(笑)
コルリリベンジのためのいい練習になりました!!
更に奥に、いい感じのケヤキがあったのでそっちでも怪しいチビタマとメダカチビカワゴミムシ追加。
ここで、一度だけこいつだ!!っていうチビタマに出会えました。
果たして、マルガタだったのか……?

大きさは違っても、ヤノナミガタの場合もあるので分かりにくいですね。
ちなみにこれは全部ハズレ(ヤノナミガタ)
時刻16:00
日没までには帰らねば…危険だ(汗)
雑木林も見通しが悪くなった。
というわけで本題に戻ります。

道の脇の苔。
ここは剥がせたので剥がしてみました。

ゴミムシ発見!!
画像には写ってないですが、プテロもいた!!←違った
回収しようと袋を探す。
なんか、違和感が。
あれ、ケース無くね!?
落とした??

ケヤキの横まで戻って発見。
いやー良かった(汗)
この隣のケヤキは1本目よりさらにチビタマもメダカチビカワゴミムシも多かったです。
さらに、林を出た外の公園の道沿いにある木も捲ったんですが、こちらは全く見られず。
チビタマって暗い所の木に多い傾向がありそうです。
去年初めて採った時も、確か日陰側が多かった!!
薄暗い場所の木の樹皮…?
これはトゲフタオリベンジにも活かせるのか?
(関係なさそう…)
しばらくすると日が暮れ、終了。

さっさと帰宅したのでした。
帰宅後、検品作業。
結果……

マルガタチビタマムシ
Trachys inedita E.Saunders, 1873
運良く、怪しいものやたまたま転がり込んで回収した17匹中1匹だけ当たってました。これは本当に嬉しい!!
これだ!!と思ったやつが当たりだったみたいです。冴えてるな(^_^;)

並べると違いがよく分かりますね…分かりますかね(汗)
肉眼で認識できる範囲での違いも少しはあるみたいで、なんとか見分けられるようになりました。
他、樹皮下越冬するタマムシはコウゾ、サシゲ辺りもいるはずなので、探してみたいと思います!!
ちなみに、17匹中回収したのはマルガタチビタマムシと模様がよく残っていた綺麗なヤノナミガタ×2と極小ヤノナミガタの計4匹。後は、後日逃がしに行こうかな…(汗)
全員標本はキツイな(^_^;)
まあ、そんな感じです。
他にも書きたいことはいっぱいあったりするんですが(特に冒頭)、明らかに無駄なことはできるだけ省いて書くように心がけるようにします(^_^;)
なにはともあれ…
今回、採集に行って本当に良かったと思います。
この、超落ち込みモードからの採集で、
マルガタチビタマムシ。やはりタマムシは最高であった(笑)
メダカチビカワゴミムシというちょっと嬉しい副産物。
材採集について色々と学ぶことまでできた。
充実感凄いです。
あの、公園、やっぱり通うことになるだろうな…(笑)
【結果】※色付きは自己初採集
マルガタチビタマムシ×1
Trachys inedita E.Saunders, 1873
ヤノナミガタチビタマムシ×3
Trachys yanoi Y.Kurosawai, 1959
メダカチビカワゴミムシ×5
Asaphidion semilucidum (Motschulsky, 1861)
コガシラナガゴミムシ×1
Pterostichus microcephalus (Motschulsky, 1860)
材(樹種不明、混合)×複数
※後でリリース予定の分は省きます。
逃避型採集の原点
タマムシ科
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