2017.08.09
今日からは、なんやかんやで恒例になっている奈良への帰省です。
長野から直接なので、採集道具を一式持っていくことになりました…(笑)
受験生時代は夏に奈良に帰ってないので、夏に奈良に帰省するのは3年ぶりになります。
今年は部活に日程を縛られることもないので例年より早く帰ることができます。
3年前と比べてどれくらい、虫屋的に成長できたか試すいい機会です…
最後に帰った時の採集記はこちら
今回も採集パートを中心に書き残しておきます。
朝のバスで大阪まで行き、そこから実家まで電車。
到着して父親と合流したのは15時頃でした。
大阪の乗り換えがなんか難しくてほんとキツかった…
事前に「行きたい場所ない?」って聞かれたので、
ここでタマムシ採れそうってポイントをいくつか話していました。
最初からもう採集しか頭に無かったわけで(笑)
昆虫採集関係以外の物欲が無さすぎる…
時間的には微妙ですが、すぐ近くなのでそのポイントの一つに向かうことに。


ここがその場所。
大きなエノキの木が数本まとまって生えています。
教えてもらったポイントとか確認されてるポイントとかそういったものではなく、色々と調べてたらただ何と無くここが良さげに思えただけです(笑)
ここで期待するのは…クロマダラタマムシ。
エノキの大木に来るという珍しいタマムシです。
時期的にも時間的にも、色々と無謀すぎる気がするのですが…まあ見るだけ見てみようという事で(汗)
クロマダラがダメでも、この感じならおそらくあのタマムシがいるはずだから…

見た感じあの虫が飛び回っていないので少し不安なのですが、
とりあえず日当たりのいいエノキの木の枝先を掬ってみます。
すると飛び出した。
見間違いようがない姿。
強い風に煽られ、
何度かミスを繰り返し(笑)
ようやくネットインした…

タマムシ
Chrysochroa fulgidissima fulgidissima (Schoenherr, 1817)
何度出会っても、その年初めてのタマムシに出会えた時の嬉しさは変わらないようでした。
複眼が大きい…♂のようです。少なくとも♂を狙って採れたのは初めてです…
やっと…ちゃんとしたやり方で採れた。
タマムシは風通しの良く、日当たりのいい場所に生えた大きめのエノキの木の枝先をよく飛び回るのです。
今は時間が遅いので飛び回る個体は多くは見られませんが、エノキの木を掬っていると飛び出してくるようです。
他にもハナムグリやキマダラカメムシが非常に多く、エノキの周りを飛んでいて紛らわしいです(汗)
立ち枯れへの産卵に来る個体を去年採集して、今年の目標は本来の生息環境であるエノキの木で採るでした。
埼玉でもやるつもりでしたがここで目標が達成できてしまいました。
これで、胸を張ってタマムシ採集できました。って言える…よね?(汗)

♂

こちらは♀
さらに、網の届く高さを飛ぶ個体や、なぜか低い位置から現れた個体を追加。

シラホシハナムグリ
Protaetia brevitarsis brevitarsis (Lewis, 1879)
ネットに入ったハナムグリにどうも違和感を感じて持ち帰ってみたら…シラホシハナムグリでした。
よくいるシロテンハナムグリに似てますが、基本的にはより少ない種のようです(汗)

キマダラカメムシ
Erthesina fullo (Thunberg, 1783)
こちらも一頭だけ採集。
温暖化によって?なのか、分布を北へと拡大しているカメムシ。


クヌギの大きな木からは樹液も出ており、産卵に来ていたのか低い位置に♀が止まっていました。
いつも通り、写真は全然上手く撮らせてもらえなかった…
ゴマダラチョウは初めて見たので採集したかったのですが、何故か逃げられてしまい…
結局本命のクロマダラは採れませんでしたが、タマムシを4頭(2ペア)採集し満足でした。
今でこそ複数のタマムシが飛び回る光景が「本来の生息環境だから」で納得出来ますが、やっぱり父親には衝撃的だったようです。
数年前、何も知らない私がこの光景を見てたらひっくり返りそうです…(笑)
日が暮れて来たのでここで終了し、夜に南部の父親の実家の方に向かいます。


途中、いつも見るライトのポイントにも寄りましたが、こういう時に限ってまた満月近い状態(笑)

ノグチアオゴミムシ
Lithochlaenius noguchii (Bates, 1873)
さっきの写真の、ダムのポイントでは初採集のノグチアオゴミムシが得られました。
もう片方のポイントではカブトが一頭来ていた程度。蛾もとても少なかった…
数頭の甲虫を追加したのみで、
1日目は終了。
いつもは大抵移動だけで終わる1日目ですが、今回は初っ端からタマムシが採れて幸先のいいスタートとなりま…
これ完全に遠征採集記のノリだよね!?
【結果】 ※色付きは自己初採集
タマムシ
Chrysochroa fulgidissima fulgidissima (Schoenherr, 1817)
4exs.
ノグチアオゴミムシ
Lithochlaenius noguchii (Bates, 1873)
1ex.
シラホシハナムグリ
Protaetia brevitarsis brevitarsis (Lewis, 1879)
1ex.
ルリゴミムシダマシ
Encyalesthus violaceipennis (Marseul, 1876)
2exs.
オオツヤハダコメツキ
Stenagostus umbratilis (Lewis, 1894)
1ex.
キマダラカメムシ
Erthesina fullo (Thunberg, 1783)
奈良 帰省採集2017夏_1日目: タマムシ採集の正攻法
タマムシ科
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