【淡路島】関西地方でのオサ掘りと野鳥観察

Happy New Year 2023

2023年1月1日
うっかり年を書き間違えました、ではなく……去年の話です。
年始は家族でどこかに出かける、という事をよくやっています。
(2024年は筆者がダウンし、実施できず)
2023年は淡路島に行こうという話になりました。
1月1日お昼頃から新幹線で兵庫県に向かいます。
初日は神戸で観光して1泊。翌日の朝、淡路島に渡ります。

神戸でみた夜景


2023年1月2日
朝、家族よりも早く起き上がった私は一人、駅に向かいます。
ここからはしばらく家族と別行動です。
せっかく西日本まで来たのだから……それらしい生き物を探しに行きたいですよね。

明石海峡大橋(淡路島から)
淡路島は瀬戸内海の東部にある島で、兵庫県に属します。
本土部とは明石海峡大橋でつながっていて自動車やバスなどで行くことができます。
(南側は四国とつながっている)
私は本土でレンタカーを借りて、車で淡路島へ渡ることにしました。
レンタカー屋の営業開始時刻は8:00で、予約もそれに合わせて取ってありました。

新年初の探鳥

電車でレンタカー屋の最寄り駅に着いたのが……まだ日も登っていない6:00前だったと思います。
せっかくなので、レンタカー屋に行く前に野鳥を観察しようと思って海辺の公園に来てみました。
池のある公園なので水辺の鳥が期待できるかなと思いつつ。

陸に上がっていたバン。オオバンも多かった。
カモ類はコガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロあたりがいたように思います。
まだ薄暗い時間帯で写真はまともに撮れませんでした。

緋(ひ)色のクイナ、ヒクイナだ!
うれしかったのは初見のヒクイナ Zapornia fusca erythrothorax(Temminck & Schlegel, 1850)
ヨシ原の中にいることが多いようで、見つけづらい鳥です。
環境省レッドリスト(2020)の準絶滅危惧種(NT)です。
本州中部以北では夏鳥、以南では旅鳥または冬鳥だそうです。
つまり、冬にヒクイナが観察できるのは西日本ならではなのかも__と思いましたが、そんなことはなさそう。(関東でも冬に見ている方がいますね)
写真はあんなのしか撮れませんでしたが、ちゃんと気がつけてよかった。
赤い眼が格好良かったです。
バンもヒクイナも同じツル目クイナ科で、ソロリソロリと慎重に足を運ぶ姿は確かに似たものを感じました。
オオジュリン
オオジュリン
Emberiza schoeniclus pyrrhulina (Swinhoe, 1876)
ヨシ原の中を盛んに行き来している鳥がいるな、と思って見ていたらオオジュリンが出てきました。大きめのヨシ原がある場所にいるホオジロ科の鳥で、茎に縦向きによく止まっています。
が、この時はやけに地表にいる個体が目立っていたんですよね。
怪しいなと思って何個体か写真を撮ったんですが、いずれもオオジュリンで大丈夫そうな感じでした。
アオジも混ざって地表で何か食べているようでした。
オオジュリンに夢中になっていたらもう7:30。
レンタカー屋が開くまであと30分、そろそろ向かわねば! 
最後にちらっとヨシ原の奥をのぞくと、存在感のある子がいました。
ゴイサギ
ゴイサギ
Nycticorax nycticorax nycticorax (Linnaeus, 1758)

ゴイサギの成鳥です。
ゴイサギは幼鳥と成鳥で姿が大きく変わる鳥で、私はまだ幼鳥しか見たことがありませんでした。
初めて見た成鳥は、自分の知ってるゴイサギとは全く別の鳥のように見えました……格好良かった。
オオタカみたいに赤くするどい眼、
オオタカみたいに青い背中、
オオタカみたいに白いおなか……
(全部オオタカじゃねえか)
よく見るダイサギやアオサギとは異なる、草陰にひっそりとたたずむハンター感のあふれる凛々しい姿に心を打たれました。
これ以来しばらくご無沙汰していますが、またどこかで見たいです。

以前見たゴイサギの幼鳥。
星状にまだら模様が目立ち「ホシゴイ」とも呼ばれる

ゴイサギを目に焼き付けてからレンタカー屋へ。

道中の川にイソシギが。
個人的にあんまり近くで見る機会がないんですよね。

野鳥観察はこんな感じでした。
オマケ感覚で行ったけど思ったよりうれしい出会いがあってよかったです。
ゴイサギもヒクイナも夜行性の鳥なので、まだ薄暗く寒い冬の朝早くにがんばって来た意味があったかもしれません。
レンタカーを受け取り、車に乗って淡路島を目指します。
なお淡路島の生物相について、私の事前知識では

アワジヒメオサムシというオサムシがいる
・オオオサムシは青味が強くてきれい

__これくらい、なんですけど大丈夫か?
(いつもこれ。予定が急に決まるので事前の情報収集が足りてない。)
後になって知ったのですが、淡路島にはオノコロメクラチビゴミムシ Trechiama onocoro S. Uéno, 1983という固有種が生息しているようですね。
今の私の技術では、チビゴミ掘りは旅行のついでにはできないけど……
とはいえヒメオサムシは未採集種でしたし、オオオサムシも片手で数えるくらいしか採集していないので、今回は越冬しているオサムシの採集(オサ堀り)をメインにやってみることにしました。
目標種のうち、アワジヒメオサムシは淡路島内でも洲本市にある先山(せんざん)の周辺でしか確認されていないようでしたので、必然的にその方面に向かうことになりました。
(ふつうは採集地書きませんが、今回は調べればすぐ出てくる情報だったため書きました)

ちょうど1年ぶりのオサ堀りでした

私はオサ堀りが苦手なので、場所選びは慎重に。
谷状に地形が入り組んでいて、湿度が多少ありそうな林に入ってみました。

水は流れていないけど

こういうのがいいんだよね
幸いなことに、入った場所の斜面には木の根がよく絡んだ「いい感じ」のポイントがいくつか見受けられました。
根をほぐしながら、表面の土を取り除いていきます。

えっ、早くない!?

オオオサムシ基亜種
Carabus (Ohomopterus) dehaanii dehaanii Chaudoir, 1848

なんと採集開始から10分もしないうちに、目標の1つであったオオオサムシを掘り当てることができました! 
大型で青色の美しいオサムシです。
ほんと良かった、もう何も採れずに帰る覚悟もしてたくらいだったので……(笑)
オサ堀り、マジで苦手なんですよ……

いける気がしてきた(一転攻勢)
ここが非常にいい越冬場所だったようで、このあと2頭の追加を得ました。
淡路島のオオオサムシ
あ~これは確かにきれいだ。
オオオサの採集経験が少なすぎて、特別きれいなのかこれくらいはふつうにあるのか、分からないけど……
西日本には広くいるオオオサムシですが、関東民は山梨辺りまで行かないとみられません
なお淡路島のオオオサムシは「基亜種」です。私は過去に長野県でもオオオサムシを採集していますが、あっちのは「本州中部亜種」で別亜種となります。
チュウブオオオサムシ
オオオサムシ本州中部亜種(2018年、長野県にて)
Carabus (Ohomopterus) dehaanii puctatostriatus Bates, 1873

関東民になじみのあるオオオサは「チュウブオオオサムシ」と呼ばれる方ですね。
今回、基亜種のオオオサムシが初採集かというと実はそうでもなくて、2022年に大阪府で偶然拾っています↓

道路斜面下の落ち葉の上に居た。
スライディングして押さえ込みにいった思い出

これ1頭きりだったので、淡路島できれいなオオオサムシが見られてよかったです。
あとはアワジヒメオサムシを出したい……!

けっこう硬い斜面で、どうかなと思ったのですが……


ありがとう、探していたのは君だ……!!
オオオサムシとは異なる小さめのオサムシが顔を出しました。
アワジヒメオサムシ
ヒメオサムシ淡路島四国亜種
Carabus (Ohomopterus) japonicus awajiensis Imura, Dejima & Mizusawa, 1993

これがもう一つの目標種、通称アワジヒメオサムシです!
アワジヒメオサムシって言われるとあたかも淡路島の固有亜種かと思ってしまいますが、四国にも分布するため完全な固有亜種ではありません
(私も当初は勘違いしていました)

追加も出せました。
淡路島の固有種でないとはいっても、私にとっては種レベルで初めて見るヒメオサムシです。
脚が赤くて、関東にいるアワカズサオサムシとかその辺りと近い雰囲気を感じますね。アワカズサ、自分で採ったことはないけど……
ヒメオサムシは関東ではみられないオサムシなので、無事に出会えてよかったです。

オオオサの追加も出る
今日はオサ堀りの調子も悪くないかも……!
そんなことを思い始めた頃、また新しいオサムシが出ました。

ん? 何だこれ?
オオオサムシでもヒメオサムシでもない……忘れている種がいる?

ヤコンオサムシ基亜種
Carabus (Ohomopterus) yaconinus yaconinus Bates, 1873

しばらくあと、黒色のオサムシが出てきて忘れているのがヤコンオサムシだと気づきました。
ヤコンオサムシの採集経験もわずかしかなく知らなかったのですが、たまにさっきのような赤みの強い個体が出るのだそうです。

ヤコンオサムシ近畿地方中部亜種(写真の個体は2022年、奈良県にて)
Carabus (Ohomopterus) yaconinus cupidicornis Ishikawa & Kubota, 1994

ヤコンオサムシも西日本ならではのオサムシの1つですね。
過去には奈良県で近畿地方中部亜種(キューピーヤコンオサムシ)に出会っていましたが、基亜種は今回が初採集でした。
ヤコンも真っ黒なオサムシと思いきや、図鑑のプレート写真を見てると個体により青味があったり緑味があったりもして……渋くて格好いい虫ですよね。

オサムシ以外で見つけたもの


ムナビロヒメナガゴミムシ
Pterostichus straneoi Habu, 1958
今はマルムネヒメナガゴミムシ(P. latemarginatus)が本種と同一種にされているようですね。
以前、奈良県で採集していました。これも関東や長野では見たことがないので西日本の虫なのかなと思っています。
似た種の中に「アワジヒメナガゴミムシ(P. ishii」というのもいて、これは淡路島の固有種のようです。ただ私が採集したのは残念ながらムナビロヒメナガゴミムシのように思います。


オオトックリゴミムシ
Pseudoodes vicarius (Bates, 1873)
場所を変えて、水辺の近くで掘ってみたらオオトックリゴミムシが出ました。
妙にデカく思えたのでエチゴトックリゴミムシと勘違いしてしまいました。オオトックリも採集経験の少ない虫なので全然うれしいですけどね。環境省レッドリスト(2020)で準絶滅危惧(NT)です。
というか、いつの間にか属名が変わっていたんですね。
ニセ(Pseudo)Oodesになってる……!
ん?
Pseud-oodesか!
なんだかこの語感……いや、なんでもないです(当たり判定はどこにでもある)

アワジコバネナガハネカクシ
Lathrobium (Lathrobium) awajiense Y. Watanabe, 2014

教えていただいて判明したのですが、このハネカクシが今回の採集で唯一となる淡路島の固有種でした。
オサ堀りで土の中から掘り出したものです。
この仲間(Lathrobium属)は地表付近の落ち葉の中や土中にいるハネカクシで、オサ堀りやチビゴミムシの掘り採集をしているとときおり見かけます。
本属のハネカクシは(全種で?)後翅が退化しており、非常に多くの種に分けられています
※日本産甲虫目録(2023)で、136種載ってます……
少し前に、アンガールズの山根さんがテレビ番組のロケ中に発見した新種のハネカクシが話題になっていましたよね。あの虫=モトナリヒメコバネナガハネカクシL. motonariもこの仲間です。
WikiPediaにすでに本種の記事ができているのがおもしろい↓

モトナリヒメコバネナガハネカクシ – Wikipedia

モトナリヒメコバネナガハネカクシ(Lathrobium motonari)は、コウチュウ目(鞘翅目)ハネカクシ科ナガハネカクシ属の昆虫の一種。

淡路島からはアワジコバネナガハネカクシの他に以下の3種が知られていて、いずれも固有種のようです。

アワジオオコバネナガハネカクシ L. (L.) awajishimanum
ユズルハコバネナガハネカクシ L. (L.) yuzuruhaense
マサルヒメコバネナガハネカクシ L. (L.) masarui

参考) 記載論文が読めます↓。
https://coleoptera.sakura.ne.jp/ElytraNS/Elytra4-1_133.pdf

他地域で得た同属のハネカクシ
(左:長野県 右:埼玉県)

この仲間はどんな種に化けるか分からないワクワク感があるので、見かけたら積極的に採集しておくようにはしています。同定はまるでできないですけどね……(笑)
ほか。
オサ堀りしているとカエルを掘り当てることもありますよね。


この下あごに薄墨色の模様が入る感じ……タゴガエル(Rana tagoiですね。
京都のあたりにいるというヒメタゴガエルや、五島列島にいるゴトウタゴガエルが最近新種となって、タゴガエルの仲間が少しずつ増えてますね。
この仲間はどんどん種が分かれて難しくなっていきそうで、ちょっと怖いです。

オサ掘りは満足しました


ひととおりのオサムシが掘り出せて、満足しました。
余った時間で落ち葉でもふるってみようと思います。
常緑樹の多い林なので、関東とは違う虫が出るかなと期待して__

なんか見たことあるなこれ……
少なくとも甲虫ではありそうなので、直感を信じて持ち帰りました。

マメダルマコガネ
Panelus parvulus (Waterhouse, 1874)

予想通り、マメダルマコガネでした。
この仲間Panelus属は、日本の糞虫の中でも唯一フンコロガシをする(後ろ足で糞球を転がす)ことが知られているグループです。残りの2種は九州以南に分布するので、本州ではマメダルマコガネだけですね。
オオセンチコガネとかも糞球を転がしますが、彼らは前脚で押したり引いたりする感じなんですよね。
マメダルマコガネは別に西日本ならではの虫ということはないですが、個人的には生涯2度目の採集だったのでちょっとうれしかったです。
この日の採集はこんなところで、切り上げて家族と合流しました。


港の周辺にはたくさんのユリカモメが。
餌付けされているようで、人との距離感がおかしかった。


夜景と明石海峡大橋です。こんな写真でもまあいいか。
泊まったペンションはご飯もおいしく快適でとてもよかったです。


2023年1月3日
朝、ひとり早起きして海辺を散歩することにしました。
まあ、埼玉県民なのでね……(説明不要)

海らしい鳥がみられないかなという期待も抱きつつです。

海沿いらしさを感じたメンツ
セグロカモメとイソヒヨドリがいました。
イソヒヨドリは内陸にも進出しているそうですが、埼玉県ではまだなじみがない種類ですね。
(おもに県の南部でときおり確認されているらしい)
埼玉と同じ海なし県でも、奈良県の南部、山中にある集落には多数の個体が居ついていて、鳴き声があちこちから聞こえてくる状態になってました(2022年)
まるでガビチョウのようで妙な感じでした……

ああ、よかったなあ
この頃はなんにも、なやむことなくて

みたいな気持ちになって来たじゃねえか!!
何をやってんの!?(ちょっと泣きそうになった)
アカヘリミドリ回とかアオナガ回は精神的に重すぎて、今の状態で記憶を掘り返すのは身の危険を感じています
夏には書けるだろうか……不安になるわ。
(ダメだったらまた翌年か、「いつか」ということで)

最後の悪あがき

この日の午後に私以外の家族は帰宅します。
私はどうするかというと……もう1泊して虫とりをします。
(元気だったんだよなあ……この頃はほんとに)
ただしレンタカーはこの日の夜で返却になるので、淡路島で何かやるのは今日までです。

午前中訪れた公園の池にオシドリ Aix galericulata (Linnaeus, 1758)がいました。
オシドリは縁がなくまだ見ていなかった鳥でした。
山あいの大きめの池がイイという認識はあり、「ここならいるんじゃないかな」という若干の期待を抱きつつ見に行った場所でバッチリいてくれてうれしかったです。
水鳥だけど木の洞に入って樹上で子育てをするユニークな鳥です。
あと、オシドリ夫婦は一夫多妻制でしたね。特徴が多い生き物は分類検定で狙われやすいですよね。

で、採集をするとはいってもオサ堀りには昨日1日で満足してしまったため、この日は照葉樹林でビーティングしたり落ち葉をふるったりして夕方まで時間をつぶすことにしました。

マツムラグンバイ
Tingis matsumurai Takeya, 1962
初めて見たマツムラグンバイ。よくスウィーピングするミズキを寄主とするそうなので過去に出会ってそうですが、記憶にありません。
全体的に黒い見た目が特徴的なので、出会っていたら覚えていそうですが……

ハイイロタマゾウムシ
Stereonychus japonicus Hustache, 1920
初見のハイイロタマゾウムシが落ちました。成虫越冬なんですね。
イボタノキや同属のネズミモチにつくゾウムシで、この仲間はネトネトした独特の質感の幼虫が知られます。

これは夏に出会う同属のアカタマゾウムシ(S. thoracicus)。
アカタマゾウムシはアオダモやシオジ、ヤチダモなどトネリコ類を利用するため、タマムシ類を採集してると出会う機会が多いです。本種はさなぎで越冬するみたい?
参考) https://www.hro.or.jp/forest/research/fri/database/zukanf/00top/kochu/zomusi/akatama/note.html
4時間くらいやりましたが。
__ビーティングの成果、こんなものです。
いま1月ですし、仕方ないかなと思うところはある。
落ち葉ふるいも各所でやってみましたがダメでした。
照葉樹林は林床が乾燥してる場所が多くて、難しいですね……
で、夕方まで待ったのはもちろん___

冬の照葉樹林に来たのだからやりましょう__
糖蜜採集だ!

ウバメガシ
Quercus phillyrioides A.Gray, 1859

ここはただの照葉樹林ではなく、ウバメガシが何本でも立ち上がるド級の照葉樹林__
ということで、ここならばウバメガシ食のヤクシマキリガが採れるのではないか、そんな期待を抱きつつ持参した糖蜜をまいていきました。
(中略)
*しかし だれもこなかった。
日没前から風が強かったので嫌な予感はしたのですが、ダメなコンディションの日にあたってしまったかもしれません。
糖蜜には、蛾類1匹、来ませんでした……
貴重なチャンスでしたが、レンタカーの返却時間もあるので粘るわけにはいかず、30分ほどで見切りをつけて早めに撤退しました。

ドタバタの着地

帰りの明石海峡大橋が事故渋滞でひどく混んでいて、1時間半くらい余裕を見て出てきたはずなのにギリギリ(10分前くらい)の到着になりそうでした。
ギリギリ間に合うと思ったら、レンタカー屋に指定されたいくつかのガソリンスタンドのうち最寄りのところがやってない(年始だから?)というまさかの事態で……もう、大変でした。
結局、別のガソリンスタンドに急行して、レンタカー屋には返却時間の3分前に到着。
心臓バクバクになりながら、なんとか無事に返却を終えました。
採集を早く切り上げて、ほんとによかったです。
糖蜜採集で爆死してなかったら確実に延滞していましたね
ここからは電車に乗って、本日の宿泊地である大阪港まで向かいました。
レンタカーの件で完全に疲れきってて、事前に予約したはずのホテルの情報が見つけられず、予約できてないと勘違い。慌てて別のホテルに予約を入れてしまいました
事前予約していた方のホテルが当日キャンセルとなり7000円くらい失いましたが、当日予約で運よく取れたホテル(値段は同じくらい)がめっちゃ豪華で、自分の少ない宿泊経験の上では最も大きな部屋だったので「まあ、いいか!」となりました。
仕事以外で一人で宿泊したり、慣れない土地でレンタカー借りたりして動く経験がほとんどなかったので、こういうハプニングがあっても(なんとかなれば)楽しいものだと思えました(なんとかなれば)。

充実した冬季採集でした


採集した淡路島のオサムシたち(オオ、アワジヒメ、ヤコン2タイプ)
淡路島にはこの他にもカタビロオサやマイマイカブリ(基亜種)もいますし、アキタクロナガオサムシも岩湧亜種(近畿地方の亜種)になるようですね。
まずは初挑戦で基本的な目標だったOhomopterus亜属は全て見ることができたので、満足しています。
以上、はじめての淡路島散策編でした。
さいごに本記事で触れた淡路島の固有種(昆虫類)を下にまとめます。
(ほかにもいると思います。気づいたら追加します。
それとミスあったら教えてください。)

<探そう(?)淡路島の固有種>
オサムシ科
・オノコロメクラチビゴミムシ
・アワジヒメナガゴミムシ
ハネカクシ科
・アワジオオコバネナガハネカクシ
・アワジコバネナガハネカクシ
・ユズルハコバネナガハネカクシ
・マサルヒメコバネナガハネカクシ

これを見て「探そう!」てなるのは、けっこうディープな虫屋に限られるのではないか……?
こうみると、固有種に出会いたければ土を掘ったり石を起こしたりする採集をひたすらやっているのが良さそうな感じがしてきますね(笑)
とはいえ、関東ではみられない暖地性の虫はいろいろ生息しているでしょうし、2023年にはなんとキンモンナガタマムシ(※)が発見されている!(日本甲虫学会誌、さやばねNS:No.52より)ので、夏季に訪れてスウィーピングなどするのも楽しそうです。
※美しい南方系の大型種。本州では三重県の南部に産地が知られていただけでした。

長くなってしまったので、翌日の散策記事はまた別に分けようと思います。
書くかどうかも、正直迷っています。全体的に負け気味だったので……

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