春の丘陵地&上流河川敷遠征

2017/04/01
今回訪れた場所は、いつも行っているあの河川の上流に当たる場所です。
地元より素晴らしい河川敷があり、周りは丘陵地になっていて針葉樹林も広葉樹林もあります。
つまり、河川敷の昆虫と丘陵地の昆虫をダブルで狙える訳です。
この場所、セアカオサムシとネブトクワガタの両方の記録が近い場所だったのでネブトクワガタリベンジの機会があったら行こうと思っていた所でした。
この時期ならより多くの昆虫が狙える、最高の場所です!!


気合を入れて4:40起床!!
今日は気合い入りすぎて3:18分にも一回起きました(笑)
支度を済ませ、駅へ向かい始発に乗ります。
電車の中ではずっと音楽を聴いていました…
7:26 目的地の駅へ到着。
とりあえず最初は河川敷にある公園に向かってみました。
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公園に到着してとりあえず景色を。
この川の水が地元まで流れてるのか…
ふと、辺りを見て気づく。
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苔、苔、苔…
周りが苔だらけ!!!
この地域でセアカオサムシの記録が多いのが何と無く納得できました(笑)
が、この辺りの苔は乾燥していて、土もセアカの好みそうな状態ではありませんでした。
公園を歩いていると、どこもかしこも苔が多いんですが、カッサカサです(^_^;)
思い描いている苔地帯はどこにあるのだろう…?
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しばらくして、杉の植林を発見。
脱出孔を探して片っ端から見ていきますが…
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なんか違う物だけでした。まぁ、山に入れば…
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クロケシタマムシは荒地や堤防のイネ科植物を食べるそうです。
荒地もありましたが…とりあえずセアカとネブト優先ということでスルー。
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貯木場もありました。夏に来たいなー
まだ、夏に貯木場でタマムシやカミキリが飛んでくるというシチュエーションを体験したことがありません(笑)
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大分道に迷いながら歩き続け、9時ごろにようやく山の入り口に到着。
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これがベニシダ、のはず(^_^;)
思った通りいっぱい生えてます。
キンイロエグリタマムシのホストですが、そもそも奴は関東まで分布してるのか…?
スウィーピングしながら登って行こう!と網を装備したら、視界に蝶が。
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テングチョウ
Libythea celtis celtoides Fruhstorfer, [1909]
小学生の時に会って以来で、久々に採集しました。
一匹ボロい奴を採集してしまった…
生態写真を撮りたくて接近してみるも、即逃げられました(笑)
デジカメ無いと本当に困るな(^_^;)
この蝶を三角紙に入れようとした時でした。
ベリ!ベリベリベリ!!!
何かが裂ける音が。
そして、下半身に違和感が。
後ろを確認すると…
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嘘だろぉぉぉズボン裂けたあぁぁ!!!
なんとズボンが裂け、右のパンツが丸出し状態に(笑)
こんなパッツンパッツンのズボンなんか履くんじゃ無かった…
どうしよう!?えーとどうしよう!!?
近くにズボンを買える店も金もありません(泣)
このままだと帰れない!!
いきなり最悪な展開に………
道路を通った三人位にとうしようもなく恥を晒した所で(笑)ひらめきました!
今着てる上着を腰に巻きつければ、ギリギリ隠せる!!!
なんとか隠せました。これで一安心、か?(笑)
上着を着ていて本当に良かったです(^_^;)
もし夏だったら…
とりあえず採集を再開。
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ルリシジミ
Celastrina argiolus ladonides (de l’Orza, 1869)
綺麗なシジミチョウです。
適当に採ったらペアだったから良かったけど、ちゃんと雌雄判別してから採集しないとな(^_^;)
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ムラサキシジミ
Narathura japonica (Murray, 1875)
とても綺麗で好きな蝶なんですが、採集して〆るとほぼ必ず羽が反転してしまい、模様が擦れてしまいます。
今回は2匹採集したんですが、2匹とも(^_^;)
この蝶はやけに〆方が難しいです。
蝶以外でも出会った昆虫はいました。
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ビロウドツリアブ
Bombylius major Linnaeus, 1758
めちゃくちゃいっぱい飛んでました。流石に写真も撮れた(笑)
なんか、可愛くて癒されます(^^)
この他、ハエとアブはかなり多かったです。
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上にも出てますが、林縁にはタチツボスミレが!!
これだ!!これが思い描いていたやつ!!
クロチビに似たような食痕もあります。
結構いっぱい生えていたんですが、全く見つからず。
スミレにたまに毛虫が付いていたので、食痕はそっちだったのかもしれません。
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山に入れる道があったので、網をしまって突入。
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材はわりとあるんですが、ちょっと違うな、という感じがしました。
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あっという間に斜面のない所まで来てしまいました。
時刻は11時を回った所。早めに昼飯を食べました。
ここでiPhoneに搭載されているコンパスを使用。
このコンパスの北を指す方に向かって歩き、そこにある下り坂が北向きの斜面になるはずです。
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日当たりの悪そうな北向きの斜面がありました。
早速降りてみました。
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こんな感じで倒木はあるっちゃあるんですが、なんか違う感じ…
なんというか、赤枯れてないというか、水分少なめというか。
何か大事な事を忘れている気がして、改めてネブトクワガタについて検索してみました。
そこでやっと気づきました。
ネブトクワガタのホストは地域的に差はあるが基本アカマツであり、モミやクヌギの樹液に集まる。
この山はアカマツなんて多くない。クヌギよりコナラが多いし、モミは全く無い。
今まで割っていたのは全部スギです。
分かった。場所ミスったんだ(笑)
ネブトボーズフラグが立った所で諦めがつきました。
この町では低山地でネブトクワガタの記録はありますが、どこでも採れるわけではないのは当たり前です。
そもそもネブトクワガタ採集経験の全く無い奴が埼玉で採集すること自体間違ってるんだよ馬鹿が!!
と言われているような気が…
一気にやる気は無くなりました。
そういえばスギカミキリの脱出孔も全く無い。何なんだよ〜(泣)
でもまだ、セアカ採集が残ってるんだ、頑張れ自分!!
イライラして林縁のシダというシダを雑に掬いながら来た道を一気に戻ります。
時間が午後になった途端、蝶が減りました。ルリシジミは一匹もいませんでした。どこ行ったんだか…
やっぱり蝶採集には午前がいいんですね。
しばらくスウィープした所で中を確認しました。
蜘蛛、トビハムシの仲間。何回やっても同じメンバーだ…
しかしよく見ると一匹、違う感じな甲虫が。その昆虫は羽を広げると、青緑色に輝く腹部を見せてくれました。
もしかしてこれは??
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ハイイロヒラタチビタマムシ
Habroloma (Parahabroloma) griseonigrum (E. Saunders, 1873)
うおぉぉぉーー!!!タマムシキタァーーー!!!
思わずその場で飛び上がって喜びました(笑)
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拡大。展足はこれでも以前と比べて上手くできるようになってきました(笑)
このタマムシは図鑑を見なくてもその場で分かりました。確か普通種だったはず。
今はこんなに喜べても、いずれ河川敷とかでどっさり採れたりするんだろうな…
でもまあ、タマムシ一種追加出来たってことで素直に喜ぼう(^^)
この時はまだ…こう考えていました。
何とかやる気を回復し、歩き始めます。途中、さらに色々な場所でスウィーピングしながら歩きました。
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なんかカッコよくて綺麗なハチや、
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シロジュウシホシテントウ
Calvia (Anisocadvia) quatuordecimguttata (Linnaeus, 1758)
その他、ベニヘリテントウやヒメアカボシテントウに逃げられ(笑)、カワゲラやゾウムシなどもかかりました。
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イカリモンガ
Pterodecta felderi (Bremer, 1864)
最後にイカリモンガを採集して網を片付けました。
時刻は13時を回った所。ここから歩いて河川敷を探索していきます。
この後、スウィーピングとか色々やったものの、まぁーー何も無く、ほとんど河川敷を歩くだけで終わってしまいました。
普通に考えればセアカオサは活動期に採集した記録ですよね。越冬環境が人の入れる所にあると決まっているわけじゃ無いし…
16:00を過ぎたあたりで採集終了。駅に帰ります。
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結局、目標種は一種も採集出来ないという予想通りの結果(笑)
いや、普通種でもタマムシ一種追加出来たのはデカイし、蝶もいっぱい採れて楽しかったから…いいや!!!
とりあえず楽しめたならいいんだ!!!
自分に言い聞かせました。
あーーもう遠征するのが怖い…
それが本音です(^_^;)
家に帰ってから最後に奇跡。
ハイイロヒラタチビタマムシをタマムシ図鑑でみた所、珍品度は3/5、多くないと書かれていました!!
3/5というのは、トゲフタオと同じレベルです(笑)
普通種なんかでは無かった!!やったぜ!!!
決して無駄な遠征では無かったんだ!!!
【結果】
ハイイロヒラタチビタマムシ×1
Habroloma (Parahabroloma) griseonigrum (E. Saunders, 1873)
シロジュウシホシテントウ×1
Calvia (Anisocadvia) quatuordecimguttata (Linnaeus, 1758)
アトボシハムシ×1
Paridea (Paraulaca) angulicollis (Motschulsky, 1854)
テングチョウ×2
Libythea celtis celtoides Fruhstorfer, [1909]
ルリシジミ×3
Celastrina argiolus ladonides (de l’Orza, 1869)
ムラサキシジミ×2
Narathura japonica (Murray, 1875)
ベニシジミ×1
Lycaena phlaeas daimio (Matsumura, 1919)
イカリモンガ×1
Pterodecta felderi (Bremer, 1864)
ヒメバチ科?のハチ×1
ビロウドツリアブ×2
Bombylius major Linnaeus, 1758

コメント

  1. ティーノ より:

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    ズボン裂けるのは、なかなか無い災難ですね(笑)
    話のネタとしては・・面白いけど、実際は大変ですよね(^^;)
    ハイイロヒラタチビタマムシの採集、おめでとうございます。
    それ以外のターゲットリストの虫は…厳しかったみたいですが、
    今回の採集は…楽しめたのであれば けして無駄では無い と思いますよ。
    不明シジミの正体、なんでしょう?
    私も…以前 両種を採っているので、不明シジミの裏面と比較してみましたが、
    裏面の波紋にも、変異があるのか? 微妙に…2種とも違いました(笑)
    ただ、敢えて言うなら・・裏面の右下にあるハの字が 若干離れているので・・
    少し暗めのルリシジミのような気がしますが、ココは…スギタニだとイイですね!

  2. 修虫 より:

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    今日一日本当に大変でした。
    右足の後ろ側皮膚がズボンで覆われている今の違和感がすごいです(笑)
    ただ、鼻水がどうしても止まらないのでこの先かなり不安です(笑)
    水滴のように垂れて来ます(^_^;)
    明日止まってるといいんですが…
    今回惨敗だったターゲットの昆虫は、もっと経験を積んでからいつかリベンジします!
    ネブトクワガタは、とりあえず他県で採集したいですね(笑)
    スギタニルリはハの字がくっつく物もくっつかない物もいるそうなのではっきりしませんがスギタニだと願います(笑)

  3. セーケン より:

    SECRET: 0
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    毎度素晴らしい採集記事ですね!
    本当に昆虫が好きなんだなぁと
    感心して拝読させて頂いています。
    これからも読ませて頂きますので
    宜しくお願い致します。

  4. 修虫 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ありがとうございます!!
    そして毎日訪問していただいてありがとうございます。
    セーケンさんはブログを毎日更新されていて、本当に尊敬しています。
    採集は好きでもクワガタブリードは分からない事も多いんですが、毎日楽しみに読ませていただいています(^^)
    これからもよろしくお願いします!

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