標本作成

拾った虫の死骸から標本を作る

「材料は拾った。」秋も終わりの11月頃。林縁で静かに生き絶えていた虫は、何気に初めて見るヒロオビモンシデムシ / Nicrophorus investigator Zetterstedt, 1824でした。綺麗な死骸だったので、今回はこちら...
オサムシ科

イナオサムシ(交雑地域個体群: アオオサムシ信濃亜種×ミカワオサムシ天竜川中流域亜種)

オサムシの仲間には後翅の退化により飛翔能力を失った種が多く存在します。したがって高山や河川などの地理的隔離を受けることで狭い地域内でも様々な亜種に分かれることがあります。長野県の伊那谷はその一つの例といえる場所ではないかと思います。伊那谷の...
カメムシ目(半翅目)

見たことのない大きなサシガメを拾ったので育てることにしました。

変なサシガメを拾う2020.08.11「ん? なんだこれ」ススキ草原の端っこで休んでいたら、草地を素早く歩く虫を見つけました。追いかけて見てみるとサシガメのようでしたが……かなりデカかった。しかし翅がついていなかったのでまだ幼虫と思われまし...
チョウ目(鱗翅目)

この冬に出会った冬尺蛾たち

冬尺蛾。シャクガ科の中のナミシャク亜科、エダシャク亜科、フユシャク亜科を含む35種が知られています。(最近増えたんだっけ?)成虫が晩秋から早春の間、年一回のみ発生する事が最大の特徴で、冬場こそ観察できる数少ない虫の一つです。……とはいえ、そ...
タマムシ科

トオヤマシラホシナガタマムシ / Agrilus ventricosus Fairmaire, 1888

トオヤマシラホシナガタマムシAgrilus ventricosus Fairmaire, 1888彼らは、7月から8月の真夏の暑い日に寄主植物であるエゾエノキの樹幹部に現れます。日本のナガタマムシの中でも大型で屈指の美麗種です。日本産タマム...
標本作成

標本作成における昆虫の〆方(殺し方)

昆虫の標本を作る場合、採集した昆虫はその形質が損なわれないうちに〆る場合がほとんどです。昆虫を〆る、すなわち命を奪うことは標本を作る上で基本的に避けては通れない道です。標本作りに興味はあるけど殺すことに抵抗がある、という方も多いと思います。...
タマムシ科

エサキキンヘリタマムシと夏の思い出

エサキキンヘリタマムシは6~8月頃に山地の河畔林(大抵は上流域)でみることができる非常に美しいタマムシの1種です。2019年の夏、幸運なことに近場でこの虫に出会うことができたので、その時の出来事をまとめて書きました。「その場所」に至るまであ...
オサムシ科

ウンナンマルガタゴミムシ/Amara (Amara) silvestrii Baliani, 1937

これは普通のマルガタゴミムシAmara (Amara) chalcites Dejean, 1828各地でごく普通に見られるマルガタゴミムシには、よく似ているニセマルガタゴミムシに加え、ウンナンマルガタゴミムシという種類がいます。ウンナンマ...
チョウ目(鱗翅目)

フサヒゲオビキリガ/Agrochola evelina

2019.12.07(曇)フサヒゲオビキリガAgrochola evelina (Butler, 1879)気温2℃の中、近場で糖蜜採集をやってみたら何頭か来てくれました。この寒い中でも元気に活動できるのは凄いわ……今年から糖蜜採集を始めま...
昆虫綱

新地開拓とミズキ花掬い

2019.05.26この日は今年新たに発見した採集ポイントを行けるところまで行ってみようの回をやる事にしました。新ポイントへ向かう道中の林縁でも少し採集できる場所があります。ウバタマムシChalcophora japonica japoni...