大手町インセクトフェアは毎年9月23日に行われる
大手町インセクトフェアは毎年、秋分の日(9月23日)にあわせて実施される大規模な標本の販売会です。東京都の大手町サンケイプラザのイベントホールを一部貸し切って開催されます。
私はここ数年は毎年参加しており、標本や採集用品、書籍などの買い物を楽しんでいます。
今回はそんなインセクトフェアの戦利品紹介です。
例年はブログで紹介しないのですが、今回は1記事を書けるくらいの収穫があったので書くことにしました。
いつもお世話になっている鈴木さんの網
11時くらいに会場入り。
だいたいこの時間になると行列も落ち着き、スムーズに入場できます。
会場に入ったら他のものには目もくれずまっすぐにいつものブースへ。
トロピカルな縁の布地が特徴的な手作りのネット(60 cm)です。
趣味用のネットも仕事用のネットも限界が来ていたので、ここでどうにか補充できました。
むし社のナイロンネットは1日で縁を破いた実績がある私ですが、ここの網は縁の布が分厚く丈夫で、お気に入りです。他の網より深さがあるのも、虫に逃げられにくくて好印象です。
ここで販売されているネットには縁の布にいくつかの種類があり分厚さが異なるようで、見極めながら特に丈夫そうなのを選びました。ひとまずこれで来年までは安泰でしょう。
標本購入は国産種が中心です
一時期は海外産タマムシにも手を出していた私ですが、ある時からすっぱり辞めました。
集めても将来につながる何かがないなと感じたためです。
自分で採りに行ける国内の虫を買うのは甘えだと思っていた時期もありましたが、今は例えそうだろうと欲しいものは買える時に買うべきだと思うようになりました。
という事で国内産の虫が中心になりますが、今回は例外的に海外産の虫を二つだけ買いました。
一つはこれ、ヒアリです。
ヒアリは特定外来生物ですが、特定外来生物の運搬や保管、売買などの行為規制は「生きたままの」状態のものに対してかかるので標本を買うことはできます。
国内におけるヒアリのニュースは最近めっきり聞かなくなりましたが、最近も入っては駆除の状態が続いているのでしょうか。
どこかの港のヒアリ防除にかかる調査のお仕事に将来携わることがあるかもしれない……と思って買いました。実物標本に勝る資料はないですからね。
もう一つの海外虫は、ずっと気になっていたあのタマムシです。
伝説の……エゾアオタマムシ(ロシア産)です。
タマムシ好きとしては何となく持っておきたいエゾアオタマムシの標本、買っちゃいました。
日本国内では北海道に分布するタマムシですが、近年の採集事例はまったく無い状態です。
ドロノキの樹冠でひっそりと過ごしている個体が北の大地のどこかにまだいるはず……と夢を見ています。自分で探しに行く日はくるかなあ。
エゾアオタマムシは上翅の先端に1対の歯状突起を持ちます。
真アオタマムシは2対なので、ここで見分けることができます。
まったく需要がなさそうなので比較記事や画像は作りませんでした……(笑)
という事で海外種はヒアリとエゾアオタマムシの2種でした。ここからは国内種です。
ほぼタマムシなので、それ以外から紹介します。
福島県産のマークオサムシです。
すごく憧れるが、自分で採りに行くかというとそこまででもない……という立ち位置の虫で、お手頃な価格で売っているのを見つけて買いました。
ラベルのおかげでおおよそ場所は分かったので、何かのついでがあれば行って狙うこともできる、が多分いかないと思う。意味がないじゃないか、そんなことには……。
続いてハムシです。ハムシを買うのは珍しいです。
真ん中のハムシには「オオサルハムシ」と書かれたシールが貼ってありました。
これは絶対違うぞと思い購入。比較のためにオオミドリサルハムシと真のオオサルハムシの標本も買いました。
この真ん中のハムシはXでもちょこちょこ話題になっていた、数年前から新潟県など本州で見つかり始めているハムシのようです。オオミドリサルハムシとも考えられていましたが、そうではないようです(以下、不明種とする)。
上のリンク先にならって、形質を比較してみます。
まずは爪の形を見ることでオオミドリか否かを見極めます。
オオミドリサルハムシは単純な形の爪ですが、その他の2つは根元から二又に分かれています。
この特徴をもって、不明種はオオミドリサルハムシではないと判断されます。
じゃあオオサルハムシなのかというと、複眼上部の溝に違いがあるようです。
ここはかなり微妙ですが、オオサルハムシとは異なるようです。
私には同じに見えるのですが、だからといって不明種=オオサルハムシとは思えません。まず色が全然違うし……
不明種の標本販売も後々増えてくるかもしれませんが、今回たまたま1個体だけ見つけて、しかも近縁種一式そろえられたのでラッキーでした。関東に進出してくる可能性も無くはないので警戒しておきます。
インセクトフェアでは南西諸島のタマムシ標本はときおり目にするのですが、本州以北のタマムシ(特に小型種)を扱っている所はそう多くはありません。
そんな中、今回は北海道産のタマムシを豊富にそろえたお店がありました。
初めて標本をみるような種も多くて、ここは買わねばと思い妥協せず選びました。
まずは北海道を代表する素敵なタマムシ、フタオタマムシのペアを買いました。
本州以南にいるトゲフタオタマムシと同属で、トゲフタオと同じようにオスの中脛節にはトゲがあります。最高に格好いいよ……こんなの生きて動いてるの見たら卒倒しそうです。
続いてこちらはアサヒナルリナガタマムシです。
本州ではツクバネウツギ、北海道ではエゾヒョウタンボクで採れることが分かっています。本州の産地に探しに行ったことがありますが、敗北してしまいました。
埼玉県にもツクバネウツギがモリモリ生えている山があるので、そこで採れてくれないかと期待しています(1敗済)。いつか本州で採れたら、北海道産のこの個体と比べてみたいです。
こちらはニガキにつく種で、北海道特産のニガキナガタマムシだそうです。
ニガキは本州にも生えているので、本州でも採れる可能性がある……というか、採ってる人がいた気がする。こんなアオグロナガタマムシみたいな見た目なのですね。ニガキ付近のスウィーピングでは気を付けなければ……
このニガキナガタマムシは4頭セットで売られていましたが、1頭明らかに別のナガタマムシが入っていることに展足時に気がつきました。
これはヒロオビナガタマムシの可能性が高いと教えてもらいました。
ヒロオビナガタマムシは本州にもいて、ヤマハンノキで採れる虫です。エサキキンヘリ、ルイスナカボソ、スジバナガと合わせてヤマハンノキ四天王と呼ばれているかもしれません。
この四天王の中で私が唯一採れていないのがヒロオビナガタマムシです。難易度が高いのです。
ヒロオビナガタマムシが販売されることなんてまずないと思うので、これはうれしいタイプの出品ミスでしたね。
このウグイスナガタマムシにしか見えないナガタマムシは「キタウグイスナガタマムシ」と書かれて販売されていました。「キタウグイスか、北海道限定だもんね」とか思いながら買いましたが……すっかり忘れていました。これはツツミウチナガタマムシと同種になったのですよね。
北海道ではただのウグイスナガタマムシが非常に珍しく、代わりにこのツツミウチナガタマムシが採れるようです。代わりと言っても、本州のウグイスナガみたくふつうにいるわけではないみたいです。
確かに前胸腹板突起は三又状でした。現在は北海道と九州から記録があるツツミウチナガタマムシですが、本種が採れるアサダの木は本州にもあるので、きっといるはず。何度か狙っていますが外し続けています。
あとはこんなのもありました。
ナガタマムシのまとめ売りセットです。これが本州なら全部ホソアシナガタマムシとかになるところですが、現場で見た感じそうではなかったので買いました。北海道産ナガタマムシの同定なんてワクワクするね……!
拾い上げて調べてみると、ナガタマムシは12頭入っていて、うち11頭はクヌギナガタマムシでした。
本州にもいて、埼玉でも近所で得ていますが、かなり採りづらく3個体しか標本を持っていません。北海道ではけっこう簡単に採れるのかな。
残りの1頭はどうせホソアシだろうと思っていたら……なんとニセホソアシナガタマムシでした。
ちゃんとオスだったので交尾器も抜いて確認済みです。胸毛の濃さは汚れていてよく分からず。
これで2000円は全然アリですね。買ってよかった!
北海道シリーズはここまで、次は南のタマムシを紹介しましょう。
こちらはサツマウバタマムシです。見た目は関東にもいるウバタマムシとそっくりですが、完全に別種となっています。サツマは黒っぽい個体が多いですね。
両種の違いは上翅末端部の形状が分かりやすいようです。手元にあったウバタマムシと比較してみました。
サツマウバタマムシは上翅の先端部分が会合部から離れて二山型になりますが、ウバタマムシは会合部上に先端があり山ができません。
この特徴のほかに、小楯板の大きさでも見分けられるようですが変異があり、ここだけをあてにすることはできないようです。
ウバタマムシは小楯板が見えず、サツマウバタマムシには明瞭に見えるのが基本型です。
もうひとつ、ウバタマつながりで……
アオウバタマムシこと、ウバタマムシ奄美・沖縄亜種です。奄美や沖縄のウバタマムシは金緑色の美しい光沢を持ちます。お馴染みの体形にスペシャルな感じの色使いがたまらない亜種です。
これが松の木からボトボト落ちてくる世界が日本に存在するのですからね……
さて、ここで本日最高額の標本のご登場です。
ゴージャスな色彩と粗い彫刻が目を惹くこのタマムシは……奄美大島の固有種アマミキンモンフタオタマムシです。
本種は現在、奄美大島の指定希少野生動植物として捕獲や殺生が禁止されており、採集することができません。この標本はその指定がかかるよりも前に採集されたものです。種の保存法とかではないので、指定前の採集標本は売買が行えるのです。
これは一昨年くらいのインセクトフェアでも見かけていましたが、9万円くらいで売っていてとても手が出せず……というかお金が足りず購入を見送った種でした。
が、今回はその半額以下の値段で売っていたので迷わず購入しました。
何に役立てるとかはないけど、大切にしたいと思います。
続いてはナガタマムシです。
オキナワミドリナガタマムシです。なかなか採れない種のようで、売っていたことに驚きました。
本州にはこれとよく似ているワタヌキミドリナガタマムシが分布しています。サワシバから採れる種で、各地で見つける度にすくっていますが当たりません。
思い出作りのために1回くらい南西諸島に行くのはまあ……考えられなくはないけど、こういう難関種を狙って何度も来島するっていうのはまったく考えられないですね。
採集して標本を得ることに固執していない、でも標本が売ってたら買っちゃう……うーん……
あと2種を紹介して最後になります。
最後の2種は、どちらも本州に分布する種です。
いよいよ自分で探すことすら諦めてしまったか、そんな気持ちが感じられます。
ひとつはハビロキンヘリタマムシです。
極上のキンヘリタマムシ。真キンヘリタマムシも揃えたら3種の比較をしたいですね。
本種に至ってはお隣の群馬県で採れている虫なので、行けば自分でも採れる可能性あるのですが……。
やっぱ埼玉で発見したいですよね。ハルニレを見つけなければなりません。
そして最後の1種、これは今回の販売品の中でもぶっちぎりで驚きました。
このいかついチビタマムシは__オニヒラタチビタマムシです!
2025年12月に新種記載されたばかりの日本産タマムシにおけるニューフェイスでした。
かなり衝撃的な存在で、自分でも探したいと思いましたが、オオバヤドリギという南方系の特殊な半寄生植物を利用する種で……採集の難易度は高そうに感じていました。
が、その実物をこんなに早く手に取って拝めるとは思いませんでした。
この個体はメスで、オニの角はあまり発達していませんが……他のヒラタチビタマムシより明らかに大型で、見たことない毛の塊を持っている神々しい姿に圧倒されました。展足めっちゃ緊張した。
という感じで、タマムシを中心にいろいろな標本を買い、ガバッと現金を詰めてきたはずの財布がすっからかんになりました(笑)
もしかしたら自分で会いに行けるような種もあるかもしれませんが、遠い存在に思えた憧れの昆虫たちをすぐに手元でじっくり観察できる機会を与えてくれるので、こういった標本販売イベントは楽しいです。
購入した標本たちにもしっかり所定のラベルをつけ、必要な方の元へつないでいけるようにデータも整備して大切に保管していきます。
手元を離れる時までにじっくり鑑賞しようと思います。
以上、インセクトフェア2026の成果でした。
以下は余談です。
自己採集にこだわらなくてもいいのか?
先日、Xでこんなポストをしました。
これは私の中でもぼんやりしている考えの一部をそのまま出したようなもので、「本当にそれで良かったのだっけ」と考えるきっかけになりました。
この投稿に関する自分の考えをまとめる記事を今年の夏に一回作りかけたのですが、複雑になり過ぎて挫折しました。
ただ本記事はこの話をするいい機会だなと思うので、言語化に再挑戦しています。
このポストの意味するところをひとつずつ整理してみます。
1. 自己採集にこだわらなくなった
私もかつては自己採集にこだわっていました。
自分で、自力で採ることでしか味わえない喜びがあると思っていたし、それがこの趣味の一番大切な部分だと感じていたのです。
では何故自己採集へのこだわりを失くしたのか。
それはやはり、昆虫採集という趣味への向き合い方が変わってきたからです。
今年は特に、レッドデータブックの改訂調査員になったりして、趣味の採集がそのままレッドの調査としての意味を持つようになりました。
そうすると昆虫採集に出かける目的が「会いたい虫に会いにいく」から「何らかの記録を積み上げる」という方向に変わってきます。
この記録の積み上げというのは、自分一人でやるものではありません。
いろいろな分野のスペシャリストな方々と力を合わせて、みんなで積み上げていくものです。
ですから、見つけるべき虫をみんなの力で見つけるというのが喜びなのであって、それを成し遂げるのが自分かどうかは大きな問題にはならないのです。
最近はコウノスジガバチモドキの探索記をあげましたが、私があれを追いかけているのは県内での再発見に向けて協力をしたいという思いがあるからです。自分で見つけ出すことが大事なら、探す上でのヒントをオープンにする必要はないはずです。他人が見つける可能性が上がっちゃいますから。
一人プレイからチームプレイの昆虫採集に変わって、追求する喜びの形が変わっていったのですよね。
記録の積み上げと知見の共有、それがさらにもたらす新たな発見。その連鎖の中に自分がいられることが……今の自分の幸せです。
2. 標本は誰が採っても同じではないか
先述した通り、今の私はみんなで知見を積み上げるスタイルの昆虫採集がいいなと思っています。
誰が採ったかよりも、何が得られたかです。
標本を誰が採っていたとしても「ある知見を得て、社会に共有された」という結果が変わらないのであれば……そう、誰が採っても同じはずなのです。
ラベルに書いてある採集者名が違うだけで、社会にもたらす成果は同じものであるでしょう。
これは、社会から見ればそうという話で、採集者個人の視点で見ると変わってきますよね。
採集した本人にしかできない経験や感動の「記憶」は唯一無二のものです。
かつての私がそうであったように、自分で採ることにこだわるという人はこの経験や感動を特に大切にする人でしょう。
しかしこの「記憶」、標本には何も残らないですよね。
標本に残るのはただのデータ。それを利用する第3者の視点になれば、誰が採集したかという情報の重要度も高くないはずです。
だから私のいう「誰が採っても同じ」というのは、標本をみる視点の違いからくる考え方だという事です。
やはり自分本位だった視点が、標本を利用する社会からの視点に変わってこの考えが生まれています。
3. 自分のかわりに行ってくれるひとがいる
繰り返しになりますが今の私の昆虫採集の目指すところは、記録の積み上げです。
自分が調べたいと思う虫について、調べたいと思う場所で調べてくれる人が既にいるなら……自分が行く必要性は薄れます。
逆に、調べる人手が不足している虫、場所については記録の積み上げの重要性が高まるので、自分が出かけることに意味がある、と思えるのです。
私の今の採集の基本スタイルはこれです。
今は高尾山にわざわざアオタマムシを採りに行く必要はないし、長野や群馬にハビロキンヘリタマムシを採りに行く必要もない。北海道や沖縄のタマムシも、採る人がまったくいない訳じゃない。
もし自分が北海道や沖縄に出かけても、誰かが積み上げて共有した知見の後追いをするだけで、自分で積み上げられる知見は多くないだろうと予想が立ちます。だから優先度が下がるのです。
既知の産地にまったく行かない訳でもないし、既知産地に頼るのがダメだと思うわけでもありません。
あくまで優先度が下がる、というだけです。
私だって県内のハマベミズギワゴミムシの状況は気になっていたし、リュウキュウチビスズの正しい標本を得るために今週末にも利根川河口を目指そうとしています。
集団の知見の積み上げにどのくらい貢献するかによって、自分が行くか人に任せるかを決めていくのです。
4. 自分で行かずに必要な標本だけ買えばいい
自分で採らなくても買えばいい標本、というのは例えば有名産地で採集されたマークオサムシの標本みたいなやつですね。
採集に行っても記録の積み上げに貢献しない、採集の優先度は低い。
でもその虫には惹かれるものがあって、標本を持っていたいという所有欲がある、または比較などで使う予定がある。こういうものをどんどん買っていけばいいじゃないという考えです。
標本を買ったからといって、採集に行かない訳でもないですからね。
思いを馳せるうちにやっぱり生きている姿が見たい! となるかもしれません。
これが……あの一つのポストに含まれていた言葉の意味するところです。
ちゃんと伝わったでしょうか。もうとにかくこの記事は書ききることを目標に書いたので、読みやすさとかあまり考えていません。
他人任せで標本を集めるスタイルを良しとするなら、昆虫採集やめたら? というようなことを言っている人がいた気がしますが、もちろん昆虫採集をやめたいわけではありません。他人に任せたらいいと思う事もある、それだけの話です。
自己採集へのこだわりは、昆虫への思いの強さの証
私は自己採集へのこだわりを失くしました。
でも自分の中の喜びの方向が変わっただけで、昆虫採集という趣味を楽しめている事には変わりありません。
自己採集が自分だけにもたらしてくれる経験や感動を追求する気持ちより、昆虫採集が生み出して社会に還元していく知見のほうが大事だと思うようになりました。
思い出してください。
昆虫採集は、命を奪う行為です。
奪った命に対して何かを残さなきゃ……彼らの犠牲は報われません。
自己採集へのこだわりがあるなら、作った標本に対しての思いもきっと強いはずです。
であれば自分の標本を何かに活かすことを考えてほしいです。
自己採集以外の標本を活かすことだってできるはず。
昆虫採集という趣味以前に、昆虫を大事に思う気持ちがあるのなら、自己採集にこだわっていようがいまいが……我々の向いている方向はほとんど同じはずです。

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